夢に…見てた…思いが…やっと…形に…!!!
いつかこんなPCデスクになりたい
サウンド・システム
開幕と見てよろしいですね?
3Dプリンターって浪漫ですよね
ず〜っと前から手に入れたかった家庭用3Dプリンター一式をGETしました
自分でクロス張り替えや棚を新たに設置した物置ですが、今回も更にクリエイティブにパワーアップ
開発の肝となる信頼と実績のある高性能なSLA式の光造形機であるForm3
横並びにレジンを洗うやつとレジンの二次硬化するやつ
よくあるFDM式の熱溶解積層プリンターとは寸法精度の訳が違う
本体外側のオレンジのUVカバーから中を覗くと見えるレジンの海であるタンク部
レジンタンク内へは造形品がくっつく台座(プラットフォーム)が沈み込み、
下から強力なUVレーザーを上向きでタンク内へ照射
するとプラットフォームを基準にモデルが積層されていく仕組み
レーザープリントなのでZ軸の積層ピッチの値も色々変更ができ細かくも大まかにも造形が可能
左から出力品の洗濯機であるウォッシュ(洗濯機)
右が出力品の二次硬化促進のキュア(日サロ)
内側
UVレジンを取り扱う為にイソプロピルアルコール(IPA)の濃度が高いやつも洗浄などに必須なので常備
こんなん日常的にジャブジャブ使うんでテキトーに尼でコスパいいヤツ選びました
ウォッシュへIPAを大量に投下
こんな綺麗な状態を見れるのが今回が最後なので見納め
これが使い込むとドロッドロの汚い産業排水に変わっていきます
濃度が高い=揮発性が高く引火もする危険物なので取り扱いに細心の注意が必要(換気扇必須)
予備のプリンター用の消耗品等は棚へ配置
作ってよかっ棚〜
その他道具等もまとめて収納
棚はガチャレール式を採用したので高さが変えられるので、
棚高さをもっと最適化する為に後で調整するかも
道具はプリンターへ付属はしてはいるのだがオマケ程度な低品質な物
工具の作りがやや甘いというか精度や剛性もイマイチなんで足りない工具は買い足し揃える
付属してたツールが上から、
・スクレーパー2本
・ニッパー
・先細りピンセット
新たに買い足したり寄せ集めたのは、
・シリコン滑り止めシート(下)
・LEDライト
・メイク用ナイロン小筆2本
・先が細いスクレーパー(神ツール)
・エアーダスター
・ロングノズル洗浄容器
・ウェス
尚、3Dプリンター人必須?な神ツールなるものをたまたま発見したので紹介
一般的なスクレーパー(下)の板厚は真っ直ぐ均等なのに対し、神スクレーパー(上)は先に行く程薄くハンドル根元に厚みを増していく
先細りなので隙間を狙いやすくこじ開け易い、また、
繊細な作業にも向いていて角は丸く剥がし作業素材を傷付けにくい
手元に近くなる程厚みが増し剛性が上がるので手に力を込めた際にパワーロスが少ないのが特徴
イメージ(あくまで私の感想)
ツール反対側のハンドル側の先端
こちらの先端に90°角のエッジがついているが鋭利でちょっと危ない
剥がし斫り等に使えそうな形状、もしくは、
隅っこにあるゴミや塵等掻き出すのにもつかえそうである
前置きはさておき、今回は3Dデータのテスト出力をしてみる作業がテーマです
出力前調整では機械の水平設置やキャリブレーションなど一通り行いましたがエラーの連続、
機械が思った程不安定な状態で初期不良かと思われました
が、専門業者へ逐一連絡を取り合い調整がなんとか解決
思ったほど時間を取られてしまいましたがもういけます
プリンター準拠のソフトにてジョブデータの作成
ここで大まかな材料、方法、出力時間などが分かります
一番重要なのは3Dデータそのままに造形のプリント品質をなるべく落とさず安全に出力できる事です
ソフト側のサポートも手厚い上に使い易く大変助かるしありがたいのだが、
結局はソフトを扱う人間の知識経験のスキルが大事だと思います
後の工程で出力物に手加工を加え仕上げる前提なので、いかに後で楽にできるかにも注力します
出来上がったジョブデータをWiFi経由でプリンターへ投げ込みさっそく出力開始
切削加工機械とかのモデリングマシンは傍に加工データ流すだけのノートPCとか備え付けとかないといけないのだが、
3Dプリンターはジョブデータを機械が受取るだけの1回の通信で済むので非常に手順が楽だ
出力8時間経過後にIPA洗浄
出力が終わったみたいなんで余分なUVレジンは拭き取り、台座ごと逆さ吊りのままIPAの洗濯槽の海へダンクシュート
IPAはそれなりに強力な成分なだけに造形品表面を侵します
その為、レジンの種類によって洗浄時間は変えますが私の匙加減も含みかき混ぜることおおよそ20分
まぁ取り切れない余分なレジンはまた後で洗浄するので…
台座から原型サポートの剥がし作業
ここで先ほどのNEWツールの出番!コレめっちゃ調子が良い!
ここの剥がし工程が唯一の苦行で悩みポイントではあったが、このツールのお陰で快適さは抜群でテンションうなぎ登りです
ホムセンのスクレーパーコーナーでよく観察吟味し買うか15分も悩んだけど買ってよかった
このあと手作業で隙間に残っているレジンを掻き出す為に、
追いIPAやエアーダスターなどでより奇麗にします
二次硬化
UVライトを360度の方向から満遍なく照射しレジンをより強固に硬化させます
レジンの物性表を見て照射時間の目安はあるのだがぶっちゃけココも匙加減次第です
私は後にやすり掛けたりするので硬すぎるのは手馴染みが悪くあまり好みではない
ちょっと半生ぐらいの状態を好んでそういう設定にしてます
手加工および追加工
ちょくちょく工作をしてはそのままの状態だったワークデスクへ
散らかり放題で汚い
ごっついニッパーでパーツをもぎもぎフルーツしてきました
今回は手短に一個だけ手加工します
手加工に使う一般的な道具
テキトーにその時に必要な道具をフィーリングで決めます
あまり一般的ではない道具
IPAやレジン棒やすりはともかく、入れ物、手持ち可変やすり、スポンジやすりとか自作してます
流用した素材やパーツはさまざま
まずは表面処理の為積層の痕やサポートの支柱跡を徹底的に除去します
このナイスメンをさらに磨いてナイス面に
比較の為あえて向かって右の半身だけヤスった
ダボ切削+ヤスリがけ+溝彫り直し+溶剤で表面をフィニッシュ
やろうと思えばまだまだ追い込めますが趣味なので今回はやりません
仕事依頼でなら1箇所も不備なくやり終えたい気持ちや根気はあります
余談でタコさんも作ったので親しい友人へプレゼントします🐙
こういう一繋がりな多関節フィギュアって組立不可なキットなので3Dプリンターならではって感じ
連結部品なども見当たらず壊れにくい構造のはずなので造詣が深いですよね
はたして喜んで貰えるのだろうか?